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ここくさん2

アポ無しでお店に行って、リスペクトする加藤さんが不在だった前回

今回はちゃんと事前に(←行く直前だった)加藤さんにDMして、
「畑で大根の作業しているのでそれでよければ」(→意訳「畑作業しているのでできれば他の日に」)
と快諾して頂いた(←誤訳)ので、再訪問してきました。

畑の位置をgoogle mapで教えていただき、車で2時間後にたどり着いたその場所には、
何度も読んだ活動報告と同じ風景が広がっていました。


たどり着いたその場所には、あのビニールハウスとあの風景が広がっていました

ビニールハウスには新しい頑丈そうな遮光タイプのシートが張られていました。
活動報告の中の「この倉庫は今年こそ借金をして建て替える予定です。」の言葉どおり、新しい倉庫が建てられていました。

左が初代ビニールハウス、右が倉庫と車庫

実はこの倉庫の設計がすごいんです。
ここの畑は道路から建物の1階分くらい低い土地になるのですが、それを利用して車庫の上が道路と同じ高さになるように設計してあって、それが素晴らしい見晴台なんです。


倉庫と一体化した車庫の上は隣接する道路と同じ高さの見晴台にもなっていて、道路から直接2階に行けるようになっている

なぜ倉庫が2階建なのか。
それは農業機械の多くが高さ3m以上あるからです。
大豆の選別機、乾燥機、コンバイン・・・。みんな背が高いこと高いこと。
なので農業倉庫は2階建くらいの高さが必要で、2階の面積は吹き抜けが大半を占めています。

加藤さんは、その倉庫と車庫の軽トラの間にいました。


倉庫と軽トラのあいだに加藤さんがいました


大根の皮をピーラーで次々と剥いていました

見ると大根の形や大きさがバラバラです。


大きさも形もバラバラで、かぶのようにずんぐりむっくりな見た目の大根

「米良大根っていうんですよ。とても甘くて美味しい大根なのに、こんなんだから全然売れなくて。
切干大根にすると大好評でみんな待っててくれているほど。いくらあっても足りないくらい。」
と話してくれる加藤さん。

皮を剥いてから細切り状にした大根を、お日様が当たるネットに干しに行きます。


「重ねて干しても明日にはカラッカラに乾燥しているんですよ」と語る加藤さん

なぜ大根をやっているんですか?

「へ?」

だって加藤さんは大豆も麦もつくって、自分で黒潮のところまで汲みに行った海水で塩もつくって、味噌も醤油もつくって・・・。いっぱいやっているじゃないですか。
そのうえ切干大根までやる理由を教えてください。

「ああ。そういうことね。大豆と麦を交互に畑でつくっていると、ちょうど今の時期が空くんですよ。

なので大根をつくってます。

本当はこういう作業を誰かにやってもらえたらいいんですけどね。僕がやってたら色々なことが終わんなくなっちゃうんで・・・。もう力技でやっていますね。いつまでもこういうことじゃいけないと思うけど。つい数年前までずっと一人でやってきた。あと何年やれるのか。子供達に残せるものはなんだろうか、と思いますね」

なんでも自分で全部やってきたからこその、重みのある言葉。

その加藤さんに、私はたくさん色々な質問をしてたくさん話をしてしまい、気がついたら2時間半も経っていました。もっと早く切り上げればよかった・・・。
加藤さんの大切な時間を奪ってしまった・・・と帰り道は後悔と反省の波が押し寄せました(撃沈)。

最後に、加藤さんがクラファン成功して買うことができたコンバインを見せていただきました。


優しい眼差しの加藤さんと、コンバイン

丁寧に手入れされたコンバインが、倉庫の中で来季の出番を待っていました。
クラファン挑戦中の私にとって、加藤さんもコンバインもそれはそれはとても輝いて見えたのでした。

加藤さんにお会いして、加工品をつくる工程やパッケージの印刷やデザインにおける多くの疑問点が解決できました。
機械化やお金じゃないと解決できないと思い込んでいたことも、その多くが手作業でなんとかなったり、意外なアイデアで解決できるということを教えていただきました。

いつか必ず加藤さんデザインの商品をつくりたい!!

加藤さんがくださった貴重な時間を、必ず今後の経営に活かして、そして私も誰かの何かのお役に立てるようにもっと精進して頑張ろう、と改めて決意しました。

加藤さんの生き様は、本当にリスペクトです。
加藤さん、本当に本当にありがとうございました。
ここくさんの味噌づくり講習会、参加します!(←もはや熱烈な加藤ファン)
(今度こそ寡黙を心がけます!)

そうそう、かごしまんまユーザーの皆さんに嬉しいご報告です。
ここくさんの想いの詰まった商品を、かごしまんまでも取り扱うことになりました!

塩、味噌は満場一致で決定です(私だけで決めたけど)。だって日本一美味しいから。
あとなにがいいでしょう?
メッセージくださいね。

2024年 1月 15日 Blog | クラウドファンディング活動報告

素敵なタニアさん


門倉多仁亜さん

この活動を、ずっと応援してくださっている門倉多仁亜(かどくらタニア)さん。
そのタニアさんから、応援メッセージを頂きました!!

——–タニアさんから応援メッセージ——–

大隅半島の食材が一度に集う、鹿屋市が主催したイヴェントで山下理江さんと知り合いました。
たくさんのブースが並ぶ中、レトロな炊飯器が目に止まって、これはなんですか?と尋ねると、地元の小豆と教えてもらったのが最初でした。その小豆で炊いたぜんざいを味見させてもらったら、豆の香りがしっかりして、濃厚な味合い、とてもおいしく感動しました。
その後どうされているのかな~と思っていたら”どっさい市場”で偶然お会いして、「大変なんです。。。」とおっしゃっていたのが気になるつつその場はお別れ。
お盆には富久屋さんで”姫小豆”で作った餡のおはぎをみつけて嬉しくなりました。

物価高騰のなかの加工所建設が大変にもかかわらず、農家さんが育てた小豆を全量買取したい!と話す理江さんの言葉が心に残っています。
みなさま、小豆計画の応援、どうぞよろしくお願いします!

地元で育てた地小豆で作った和菓子が当たり前の未来が楽しみです。
その時はみなさんも大隅へ食べに来てくださいね。

———————————————-

嬉しいお言葉をありがとうございます!
タニアさんの存在がいつも私も励みになっております。

2022年2月。
鹿屋市主催『食と農業に関するフォーラム』というイベントがありました。
そこで大好きな電鍋で白玉ぜんざいをつくって会場の皆さんに振る舞っていたところ、メインのトークショーに出ていたタニアさんがその合間に来てくださって、まず電鍋を見て「レトロでかわいー!!」と褒めてくださったのが出会いでした。

電鍋は、台湾の人々が一家に2台は持っていると言われるほどのマスト調理道具です。
元々は日本のメーカーがつくっていたものだそうですが、今は大同電鍋という台湾の会社で製造販売されていて、日本でもサイトから購入できます。
熱源と鍋の間にカップ1杯の水を注いでスイッチを入れるだけの単純な構造で、蒸気の力で簡単に誰でもどんな料理も作れちゃう優れものです。
台湾の人々は、電子レンジよりもこの電鍋をこよなく愛していて、冷凍ご飯や冷凍おかずをあっためるのも、ご飯を炊くのも、様々な料理も全てこの電鍋を通過させます。いかに電鍋一つで色々な料理をいっぺんに済ませることができるか、日本人にはあり得ない発想で台湾の人々は電鍋を使い倒しています。
正規メーカーの大同電鍋さんが出しているオプションは数点ですが、台湾の雑貨サイトを探すと、この電鍋専用に使う便利なものがたくさんあります。
例えば日本人の発想は「電鍋に入らないトウモロコシは別の鍋で調理しよう!」となるじゃないですか。
でも電鍋をどうしても何がなんでも使いたい台湾の人たちの情熱はすごいです。デカいトウモロコシをどうしても電鍋で蒸して食べたい。そのためには・・・と考えに考えて、まるでシルクハットのような高さがある帽子のような蓋を電鍋専用につくって販売してしまうんです。
そうして電鍋にトウモロコシを立ててはみ出し気味に入れて、そのシルクハットのようなバカでかい蓋を被せる。トウモロコシシーズン以外はそのシルクハットは出番なし。それでもいい、って感じです。
そんな、電鍋への物凄い愛を感じるオプションが、正規メーカーじゃないところからたくさんあるのが、台湾のいいところ。
使い始めると奥が深くてめちゃくちゃ面白い調理道具が、電鍋です。

・・・・って、今日はタニアさんのお話でした。
いつもフルスロットルな脱線してホントすみません!!!


お気に入りの電鍋で白玉ぜんざいを振る舞っていました。

電鍋のレトロさを褒めてくれたタニアさんに、かのや姫小豆の説明をしながら白玉ぜんざいを振る舞うと、
「すごくいい活動ね。めちゃめちゃ応援したいわ!!そしてとっても美味しいっ!!」
大絶賛してくださいました。

TVや雑誌『天然生活』で料理家タニアさんのことを存じ上げており、東京から鹿屋につい最近移住した、ということも『広報かのや』で読んでいたので、そのタニアさんがかのや姫小豆のことを応援してくださるなんて、本当に嬉しかったです。

その後も偶然お会いすることがあり、いつも見守ってくださるように感じていました。
このクラファンの挑戦のことも、スタート前にご報告すると
「もちろん応援するわ。私は何をしたらいい?」
と涙が出るような言葉をくださいました。

そんなタニアさんにこの活動報告への応援メッセージをお願いしたところ、
「よかったらお茶に来ませんか?」と思わぬお誘いが。
タニアさんのご自宅にお伺いすることになりました。

タニアさんの家は『広報かのや』の記事には洋館だと紹介されていたので、洋館を探して車を走らせたのですが、通り過ぎてしまいました。
心配したタニアさんが道路に出てきてくださったのでホッとしました。


笑顔で迎えてくださったタニアさん

タニアさんは話し方も笑顔も優しく上品で、さりげないスカーフがとても素敵でした。


あまりに周囲に溶け込みすぎて、洋館とはすぐにわからない外観でした。

目の前に現れたタニアさんのご自宅は、まだ築10年ほどなのに、集落の家々と溶け込んでいて、よく見るとちゃんと洋館で、でも屋根瓦と軒下の造りは日本家屋のそれで、銅製の雨樋が青く経年変化していて、木製の鎧窓や石畳もずっと昔からそこにあったような、そんな風情を醸し出していました。

建築が大好きで2級建築士の資格を持っている私は、素晴らしい建築に出会うと背中がゾクゾクするのですが、タニアさんのこの家を見た瞬間、背中がまさにゾクゾクして感動を覚えました。

ワーッ!キャーッ!すごーい!と感動しまくって声に出す私。
そんな私を嫌な顔ひとつせず、丁寧に案内してくださいました。


タニアさん手づくりのお菓子

「ドイツのクリスマスはケーキではなくクッキーを作って、缶に入れておくのよ」
と教えてくれながら、美味しいコーヒーとクッキーをいただきました。

2時間くらいおしゃべりさせて頂いたでしょうか。
とても幸せなひとときでした。


小さなランの鉢と石壁の隙間から自然に生えた植物がこれまた素敵で愛おしい

恥ずかしながら私はタニアさんを著名な料理家でたくさん料理本を出している方としか存じ上げなかったので、タニアさんの家や庭、そしてシンプルで素敵な年月を経た家具類や数々のセンス溢れるしつらいを見て、タニアさんやこの家のことをもっと知りたくなりました。

そこでタニアさんの本をネット検索してみると、お料理だけでなくインテリア関連の著書もたくさんあるではありませんか!
その中の1冊が、この鹿児島の家のことを書いてあったので、Kindleで購入し夢中で一気に読みました。
田舎にいても、読みたい本がインターネット上で瞬時に電子書籍で読めるのは、現代の凄さですね。


タニアさんの鹿児島の家づくりと、住んでからの家との向き合い方が書かれている本

【ドイツ式 心地よい住まいのつくり方】
この本を読んで、タニアさんとご主人の建築や家具に対する向き合い方にますます敬意を持ちました。
設計した方や大工さん建具屋さんにもお話を聞いてみたくなりました。
タニアさんの家を見た瞬間に、背中に感じたゾクゾクするような感動の源泉が、この本に詰まっていました。
そして、ドイツの人が家の中に人を招いてお茶するのはとても普通で、だからこそ家の中がいつも綺麗なのだ、ということも書かれていて、なぜタニアさんが私をお茶に誘ってくれたのかも少しわかった気がしました。

久しぶりに大好きな建築の世界に浸ることができました。

タニアさん。すごくすごく素敵な方です。リスペクトです。出会えてよかったです。
私の活動を、応援してくださっていることに感謝です。

昔からよく変な人と言われるし人見知りもすごい私ですが、タニアさんの気さくな性格の前ではリラックスしておしゃべりできました。
(タニアさん、すみませんでした!)

タニアさんの応援を絶対に裏切ることのないよう、切望する素敵な鹿屋の未来に向かって頑張ります!!
頑張らなきゃ!!


タニアさんと。思い出の1日となりました。

皆さま。
いつもコッテリとした長文を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

2024年 1月 9日 Blog | クラウドファンディング活動報告

ニュース記事になりました。

皆さまいつも応援してくださり、本当にありがとうございます!

今日の南日本新聞に、私の活動が掲載されました。

鹿児島以外の皆さまにご説明させていただきますと、南日本新聞は鹿児島県で一番読まれている新聞です。
関東などの都市部で一番購読者数が多いのは、読売新聞でそれに次ぐのは朝日新聞ですが、地方では地方紙がこの二強を抜いてぶっちぎりにどの家庭でも読まれている、ということがあります。

鹿児島ではどの家庭も南日本新聞をとっています、といっても過言ではないほど、新聞購読者数のシェアは南日本新聞がダントツです。

私は千葉から移住した2011年当時は、千葉で読み親しんでいた読売新聞をとっていました。
しかしローカルなニュースやお知らせやコラムが南日本新聞のほうが圧倒的に多いんです。
対して読売新聞や朝日新聞は全国的な記事が多く、地方版ページは見開きの半分程度。
鹿児島の外には滅多に行かない鹿児島の田舎に住むと、南日本新聞の方が身近な地元ニュースがたくさん充実していて面白いことが、鹿児島に住むうちにわかってきました。

南日本新聞社は支局が鹿児島の各地方都市にあるので、ローカルなニュースに対する取材のスピードも早いです。
知人が新聞に出ることも普通にあり、鹿児島の人々の新聞に対するハードルは関東よりもかなり低いです。

今回ありがたいことにじっくり数時間かけて私の活動を取材してくださって、大きく掲載してくださいました。
便利な時代なので、ネットでも読むことができます。

南日本新聞社サイト373news.com
「消えゆく伝統農業と種を守りたい」…福島原発事故で父の故郷へ移住、食材をネット販売する社長の思い
よかったらぜひご覧ください!

関連してYahoo!ニュースもデビューしました( ^ω^ )/

新聞に掲載されると、地元の方々からも関心を持っていただけるので、本当に有り難いです。
残り23日。
皆さんの応援を胸に、いっそう頑張ります。

ご支援、本当にありがとうございます。

2024年 1月 8日 Blog | クラウドファンディング活動報告

地方都市の、切望する未来のために

まずはお礼を申し上げます。
皆様のご支援により、目標の60%を達成しました。
本当に本当に感謝しかありません。
ありがとうございます!!!!
残り25日です。応援を胸に、もっともっと頑張って参ります!!!

今回はちょっと難しい話です。すみません。

ここ20年くらいのあいだに、地方都市はどこへ行っても既視感すら感じるほど同じような風景になってしまいました。
大型ショッピングモール、ファストファッション店、ドライブスルー併設のファーストフード、ファミレス、コンビニ、大型電気店、大型書店、大型紳士服店、大型酒販店、大型スーパー、ディスカウント店、全国展開のお菓子屋さん、100円ショップ・・・。
ここ30年くらいの間でどこの地方都市の郊外の主幹道路に、こういった店舗が大型駐車場完備で同じように立ち並ぶようになりました。

同時にひっそりと、でも急速に消えていっていったのは昔からそこにあった小さな個人店。
個人店は大きな駐車場を持たず、お客と1対1のお互いに顔や様子がわかる、その土地に根付いた商売をしていました。

しかし新しくて華やかで便利なものに惹かれるように、人々は全国展開の大型店舗に通うようになりました。
個人店が立ち並ぶ商店街の多くは、みるみるうちにシャッター街になっていきました。

日本の景気もここ20年間ずっと下り坂で、消費税はじめ色々な税金も年々上がっていき、コロナ禍や物価高が追い打ちをかけ、人々の可処分所得が減り、便利で安価なものが主流になっていきました。
スマホの普及で情報や娯楽の多くが無料でスマホひとつですむようになり、電車の中で雑誌や新聞を読む人が消えました。
そうして雑誌がどんどん休刊に追い込まれ、新聞部数も急速に減りました。
世の中が不景気になるにつれて洋服のデザイナーズブランドの多くも消えました。
すると今度は、商店街をシャッター街にした原因であるデパートやスーパーが次々と地方都市から閉店していきました。

地方都市は今、シャッター商店街と廃墟のような大型店舗跡地が目立ち始めています。
個人商店街が活き活きとしていた一昔前なら、高齢者もなんとか地元で買い物ができていました。
しかしながら現在は、車を運転できない高齢者の買物困難問題が全国の地方都市の喫緊の課題となりつつあります。

これは、国が高度成長期に定めた都市計画法にも原因があるように思います。
都市計画法は用途地域の区分で、各地域の一番便利なところに『商業地域』や『近隣商業地域』という地域を指定しました。周囲の住民が銀行や飲食店に行ったり日用品などの買い物をする地域です。
なので駅前や街の中心部に『商店街』が形成されたのです。

しかしこの都市計画法は昭和43年に制定されたもの。
当時の高度経済期かつベビーブームな光り輝く日本と、大不況と高齢化社会まっしぐらな現在の日本とではあまりに状況が違います。
街の中心部や駅前は、高齢者にとっても便利なところ。そこがシャッター街になって、しかも後から進出してきた大型スーパーやデパートも撤退されて、一番便利なものがどんどん郊外にシフトしてしまった地方都市の衰退化を、今ここで踏ん張って食い止めてなんとか流れを変えていかないと取り返しのつかない未来が私達を待っています。

便利なものは、車を使うかネットショッピングでしか手に入らない地方都市。
地方都市には電車がないところも多く、頼りのバス会社も経営難と人手不足に直面しています。
車の運転やネットが使えない高齢者は、地方都市で生きていくのが困難になりつつあります。

実はここ鹿屋市も、街の中心部にあった唯一のデパートが閉店して、大きな店舗と大型駐車場がまるごと廃墟のようになって、風景を暗く変えてしまいました。

誰もがいずれ必ず高齢者になります。
歩いて買い物ができる昔ながらのお店や商店街の意義や価値を再確認すべきではないでしょうか。
地元のお店の魅力を再認識したり新しい魅力をUPしたりして地元経済を積極的に回すことこそが、持続可能な地域社会への第一歩だと思うのです。

実は農業も同じ構造です。
昔は地産地消が当たり前で、もっというと交通網が発達していない時代の地方都市は、おそらくどこも食料自給率100%だったのではないでしょうか。
でもどんどん大型農業に集約されてしまって、価格競争で輸入農産物に急速に切り替わっていきました。
いざ供給国が戦争や大災害に見舞われると原料クライシスに即陥ってしまう脆弱な国が日本だということ、もっというと日本自体が戦争に参加するようになれば飢餓がすぐ迫るのだということを、私たちはウクライナ戦争でまざまざと思い知らされました。
小さな地元の農業の意義を再確認し維持していくことが重要で、それが日本の食料自給率UPにつながり、いざという時の日本の命綱にもなります。

・・・もはや活動報告とは全くかけ離れていますね。
すみません!!

大型店や大規模農業や輸入品は便利で安価なので、ついつい私たちはそちらを利用しがち。
でもそれらは利益が出ないと即撤退していきます。
シャッター街と大型店舗の跡地と耕作放棄地が増えていく地元の未来。
そうなる前に、私たちは地元経済の持続化を真剣に考えていくべきだと思うのです。
地元で繋がれてきた小さな小豆に『かのや』を名前の一部にしたのは、そういう想いを込めています。

なんなら小豆だけでなく、小麦も、大豆も、蕎麦も、ごまも、そのほかの雑穀も、地元の農産物でつくった昔ながらの加工物が地元の経済をまわし、その地域の魅力を彩り特色づけていく。
そういう活動が全国各地で広まれば、地方都市が持続可能な経済になっていくのではないかと本気で思っています。

それが私の、切望する地方都市の未来です。
地元鹿児島のお店で、かのや姫小豆や鹿屋産農産物のお菓子やパンや惣菜が当たり前のように買える未来。
元気な鹿児島。元気な鹿屋市。
いずれ必ずやってくる超高齢化社会も、地方都市の経済が明るい未来であることを切望しています。

・・・話はちょっと脱線気味に拡がっちゃいますが、各地域の学校給食や病院食や介護施設などの団体食の材料を、もっと地元産オーガニックなものへと推進すれば、食料自給率や有機農業へのシフト化が革新的に進むことがわかっています。
ヨーロッパや韓国の給食のオーガニック化や千葉県いすみ市をはじめとした全国各地の給食のオーガニック化でどんどん実践されてそれが証明されてきています。
でもそれには給食や団体食への無償化や補助が欠かせません。
国や地方自治体が本腰入れて取り組まないとできません。

食料自給率UPと有機農業率UPは、どの事例も給食の無償化がセットになってはじめて成立していっております。
なので小豆計画は鹿屋市の給食のオーガニック化運動にも積極的に参加しています。
鹿屋市の給食がオーガニック化へとシフトすれば、ここ大隅半島の農業はガラリと変化することでしょう。
(鹿屋市の学校給食に、かのや姫小豆のお赤飯が出たらどんなにか幸せな出来事になるだろーなー)

有機農業は地球温暖化への食い止めにも役に立つと言われていますが、こういう話をしていると私は止まらなくなるので、ここでは割愛します。

偉そうに理想論を振りかざしてしまいました・・・・。
しかしそんなこと言う前に・・・・・小豆計画が本当に本当に今まさに大ピーンチです!!!!!

今日、生産者さんのお一人から報告を受けました。
「1町1反ほど栽培してほぼ全部うまくいったので、今年は1800kgできそうです!」
わあすごい!・・・ということはえーと、900円/kgだとして160万円が必要ですね!!!涙!!!
まさに文字通り嬉しい悲鳴ですが、なんとしてもこのクラファン挑戦を絶対に成功させねばなりません。

どうか変わらぬ応援と、そしてできれば周囲にお知らせして拡散もお願い頂けないでしょうか。
無理を承知で、この無謀な大馬鹿者にご支援を、どうかお願いします!!!
ご支援を裏切ることなく、必ずやり遂げます!!

株式会社かごしまんま
山下理江

2024年 1月 7日 Blog | クラウドファンディング活動報告

【MBCラジオおおすみーてぃんぐ】に出演します!

本日、ローカルラジオ出演します。
1/4(木) 17:15〜 MBCラジオおおすみーてぃんぐ
鹿児島の方、ぜひ聴いてください。

\TVラジオ取材の様子も活動報告UP‼️/
ぜひクラファンの応援もお願いします‼️

1/12(金) 15:49〜 MBCテレビ かごしま4
も出演予定です。

クラウドファンディング【鹿児島の地小豆を復活させて、地元農業とスイーツを盛り上げたい!】

2024年 1月 4日 Blog | 小豆計画

TVラジオ新聞いっぺんに取材来た年末DAYS

このたびの震災に遭われた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
1日も早く日常を取り戻せますように。同じ空の下、お祈りします。

元旦からの痛ましいニュースの連続に、2011年の震災当時と重なります。
いま自分に何ができるか何をすべきか。
こんな大変なときにクラファンのご支援をお願いするのは不謹慎ではないのか。
色々なことが頭の中を駆け巡ります。

今も昨日のことのように感じられる2011年3月。
それまでの人生とは全く違った、人生の羅針盤の指す方角を大きく変えたのも震災でした。
それがなければ、今ここで小豆計画をなんとかカタチにしようともがいている自分はいませんでした。

手をグッと握って被災地を祈りながら、前に進もうと思います。
石川頑張れ!富山頑張れ!新潟頑張れ!頑張れ日本!
この国難を、みんなで乗り越えよう!

ーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーー

ここからは活動報告をさせて頂きます。

日常食材通販であるかごしまんまは、1年で一番忙しいのが年末です。
クリスマス商品も正月商品もあるので、ご注文が集中するのです。
そのめちゃくちゃ忙しい最終週に、取材がTV・ラジオ・新聞といっぺんに来たからさあ大変!
まあ、なんとか乗り切れました。

TV取材してくださったのはMBC南日本放送のかごしま4という番組です。
畑での小豆収穫や製餡の様子をご案内したり質問にお答えしたりしました。


リポーターの宮内ありささん。めちゃめちゃ明るくて笑顔がフルスロットル

リポーターの宮内ありささんはとても明るくて、カメラを向けるといつもフルスロットルな笑顔になるのが印象的でした。


どの写真も笑顔がフルスロットル

対照的に、カメラマンの古江さんはいつもポーカーフェイスでボソボソ小声で話すのですが、真面目な表情なのに頭の中では常に笑いのツボとオチを探求されている方でした。


カメラマンの古江さん。いつも面白いことを考えています。

底抜けに明るい宮内さんと、常にポーカーフェイスでボケをかますお二人の会話はまるで息のピッタリ合った漫才のようで取材はとても楽しかったです。

二人とも撮影に入ると真剣・集中モードになって、さすがプロフェッショナルだなーと感心しました。


撮影前の打ち合わせは真剣な表情


収穫風景をカメラで撮影していました

この生産者さんは去年に続いて2回目の小豆生産なので、慣れた手つきでの収穫作業が超カッコいいんです。


製餡も最初から最後までずっと撮影されていました

製餡も豆洗いから袋詰めまで全部撮影されました。
どの工程も和菓子屋さんが観たら、ド素人だと思うに違いありません・・・・ホントすみません!


この日の製餡は、かごしまんま通販の最終出荷のおまけづくりでした

しかもおまけ用の小さい袋に充填するのは初めてなので、さらに手際が悪く、ちょっと恥ずかしいくらいでした・・・。
TVを見られる皆さん、どうぞ温かい目で見守ってください。

TVの取材と同時進行で、隙間時間にラジオおおすみーてぃんぐの取材収録もしました。
これがなぜだかTVよりもめちゃくちゃ緊張してしまい、頭が真っ白になり、伝えたいことの半分も言えませんでした。

緊張で頭が真っ白、目もうつろww

ラジオ収録は、マジで呆然とした顔してますねwwww

1日中ずっと取材してくださり、本当に貴重な体験をさせて頂きました。
ありがとうございました。


カメラマン古江氏による撮影


取材を終えてリラックス。こちらも古江さんの撮影

【放映日時】
1/4(木) 17:15〜 MBCラジオおおすみーてぃんぐ
1/12(金) 15:49〜 MBCテレビ かごしま4

よかったらぜひ観てください!
ありのままの激アツな小豆計画の様子がお伝えできれば、と思っています。
新聞掲載日はまだ未定です。南日本新聞です。

最後にもう一度。
石川頑張れ!
富山頑張れ!
新潟頑張れ!
頑張れニッポン!

2024年 1月 3日 Blog | クラウドファンディング活動報告

ハートブレイク年内最終DAY

今年もあっという間に紅白歌合戦タイムになってしまいました。
年内最終DAYSは超忙しい中に、TVや新聞の取材と悶絶ハートブレイク事件が勃発。

大晦日の今日は、まず悶絶ハートブレイク事件を報告しようと思います。

いつも私に自然栽培を通り越して放置栽培的な農業を教えてくれる井之上さん。
農薬や化学肥料を使わない農業をかれこれ40年ほどやっていて、
台風や大雨で野菜がどんなにやられても「自然のもんやから仕方ないんや」とおおらか。
マイペンライとかケセラセラとかテゲテゲというワードがピッタシ似合う井之上さん。

かごしまんまの野菜セットにも毎週野菜を入れてくれます。
夏はゴーヤとカボチャ、冬はジャガイモと玉ねぎ、わさび菜に春菊・・・。
自然栽培の旬野菜の美味しさを教えてくれたのも井之上さん。
井之上さんはかごしまんまにとってなくてはならない人です。


草ボウボウの中をかき分けて「ほら!ここにカボチャがあるんや」と見せてくれる井之上さん

小豆計画にも大納言栽培から参加してくださっています。
大納言栽培に大失敗したときもいつもどおりおおらかで、そのマイペンライさがいつも私にとってどんなにか救いになったことか。

・・・と、前振りが長かったですが、そうです、今回の悶絶ハートブレイクな原因の一つは井之上さんです。

12月は収穫期。
井之上さんの納屋に預かってもらっていた脱穀機『まめっこ』が、1年の時を経ていよいよ大活躍のときを迎えようとしていました。
まめっこは2台。
1台は電気モーター式で、もう1台はガソリンエンジン式です。

井之上さんから「電気モーターのまめっこをちょっと動かしてみていい?」と電話がありました。
「もちろん、いいですよー使ってみてください!」

そして10分後。また井之上さんから着信が。やな予感です。
電話の向こうから井之上さんが
「まめっこのモーターが火を吹いて止まってしもた・・・」

どうして!なんで?

「200Vコンセントに挿したら、大丈夫かと思ったんやが、火を吹いた」

当たり前ですっ!!!!!!
いくらなんでもマイペンライ(鹿児島語訳:テゲテゲ)が過ぎます、井之上さんーっ!!!


盛大に火を噴かせたらしい跡が、付着したススからもわかるまめっこ

それから数日もしないある日、もう1台のエンジン式まめっこを使っていた別の生産者さんから返却したいと連絡があって、私はその到着を待っていました。

するとその生産者さんから電話が。
またまた嫌な予感がします。

「ごめん・・・。前の車が急にスピード上げたからついつられてスピード上げちゃって、気持ちよくカーブ曲がったらまめっこが落っこちちゃった・・・」

ええっ!!?

えええええっっ!!!???

えええええええーーーーっっっ!!!!!?????


軽トラの荷台から派手に落下して、ありえない方向に曲がってしまった両輪タイヤ


別の角度から見た全身ボコボコで満身創痍なまめっこ

2台しかない脱穀機まめっこが、2台とも修理屋さん行きとなってしまいました。

立て続けに脱穀機のお釈迦を報告した修理屋さんにも
「また、かごしまんまさんですかーーー」
と呆れられました。


修理に出されるまめっこ

幸いにも修理屋さんに電気モーターの在庫があったので、次の日には電気式の豆っこだけ帰還してきました。


ピカピカの電気モーターになって帰還したまめっこちゃん

ときは12月28日。既に脱穀機メーカーも年末年始に入り、見積りが取れません。
エンジン式まめっこの修理は正月明けに持ち越されました。

収穫期真っ只中なのに、脱穀機が1台しかなくなってしまいました。

小豆計画のために買った脱穀機2台が、収穫真っ只中に2台ともダメになってしまう悶絶ハートブレイクな年末。
次の日は通販事業の最終出荷日という最悪なタイミングでした。

朝っぱらから大切な植木鉢を2つも割るわ、急な納品キャンセルがあるわ、脱穀機はダメになるわで、スタッフにも「これはもう・・・お祓いに行った方がいいレベルですね」と言われる始末。

泣きたい気持ちをなんとか切り替えてやり抜くしかありません。

最終出荷分には、全員にかのや姫小豆の粒あんを小さな袋に入れてオマケとしてプレゼントすることにしていたので、それを見ると癒されて頑張れました。

最終出荷のお客さん全員にプレゼントした粒あん

かごしまんまにご注文してくださるお客さんは、ご注文と共にメッセージをくださる方が多いです。
出荷前日の夜は自宅に納品書を持ち帰り、文通のようにお返事を納品書に手書きしていきます。
最終出荷はご注文が一年で一番多く、メッセージへのお返事作業も深夜までかかります。
それは私にとってとても幸せな時間です。
たくさんのお客さんと心の通った文通を続けることで、今日までかごしまんまを続けるモチベーションを強く持ち続けることができました。
今回のメッセージの多くは「小豆計画頑張れ!応援しています!」的な内容が多く、悶絶ハートブレイクだった心が、メッセージ書きをしていくとどんどん明るい気分になるのを感じました。

そしてやや寝不足で迎えた最終出荷日。
9時からずーっと出荷作業をして17時のヤマト運輸さんの集荷時間ギリギリまで作業がかかってしまいましたが、なんとか無事に全てのご注文を集荷に載せることができました。


集荷してくださるドライバーさん

大晦日の23時45分現在。
除夜の鐘の様子をTVが映し出しています。
お客さんからもヤマト運輸さんからも何も事故の連絡がない、静かな時間を過ごせています。

無事にかごしまんまからの食材が届きましたでしょうか。
今日も皆さんの食卓と冷蔵庫が、幸せと安心でいっぱいになりますように。
同じ空の下、心から願っています。

皆さんご支援、本当にありがとうございます。
活動報告がここ数日途切れてしまい、ご心配おかけしてすみません。
阿鼻叫喚、修羅場ンバだった年末をなんとか乗り越えらたので、これからのクラファン後半戦、気合い入れ直して頑張って参ります!
どうぞ皆さん、引き続きの応援をよろしくお願いします!!!

元旦の明日は、先日のTV取材の様子をご報告させていただく予定です。
2023年もあと15分切ってしまいましたが、どうぞ良い年をお迎えください。

かごしまんま
山下理江

2023年 12月 31日 Blog | クラウドファンディング活動報告

【御礼】目標金額の50%に達しました。本当にありがとうございます!!

クラファン挑戦して15日目。
皆様の温かいご支援おひとつおひとつのおかげで、既に目標金額の53%を達成しました。

本当に、本当に、ありがとうございます。
ひとりひとりのご支援が、お気持ちが、有り難くて、尊くて、ご支援を頂くごとに涙が出てしまいます。

応援の声を頂くたびに、勇気と決意と覚悟を強固にさせて頂いております。
幸せで、かつ、このプロジェクトへの責任を痛感する毎日。
この日々を私は一生、忘れません。
心から、ありがとうございます。

綺麗で均一でしかも安いものが簡単に手に入る時代。
北海道産や中国産の小豆でいいじゃない?
なぜわざわざ九州で小豆生産を始めるの?
なぜ大変なことをやろうとしているの?
よく言われてきました。

たしかに私も最初はただ、『九州産』『安心なもの』にこだわっていただけでした。

でも色々失敗したり経験したり調べたりしていくうちに、昔から大切に繋がれてきた在来種が各地にあったこと、現在の経済や時代の大きな流れの中でその多くが消滅したり風前の灯であるということ、そしてそれが地域農業や地域経済の衰退化とリンクした大きな危機であることがわかってきました。

流通の発達とともに安くて均一な農産物が台頭し、季節問わず一年中いろいろな野菜が手に入るようになって、在来種の生産がひっそりと消えていってます。
コンビニや大手企業のチェーン店がどの地方にもくまなく進出し、24時間便利に安いものが手に入るようになって、昔ながらのお店が急速に消えていってます。

でも綺麗で均一で便利で安いものには、必ずコスト減のための理由があり、そこには農薬や遺伝子組み換え原料や添加物の知られざる実態があることを、かごしまんまという食品小売通販をやっていくなかでたくさん学んできました。

忙しい私たちには便利で安いものが必要なときもたくさんあります。
でもそればかり選び続けて、気づいた時には昔ながらの良いものがみんな消えてしまった、という世の中になっていいのでしょうか。

地域の在来種が絶えてしまうその前に、地域の良いものをつくるお店が消えてしまうその前に、なんとしても在来種小豆の生産を復活させたいです!
そしてその小さな一歩こそが、やがて他の在来種農産物の復活や地域の持続的経済の好循環にも繋がると確信しています。

どうか皆様、この挑戦にお力をお貸しください。
お近くの方に、小豆計画がしようとしていること、在来種の大切さ、持続可能な地域経済への想いを、お伝えいただけないでしょうか。

深い感謝の気持ちとともに、心からお願い申し上げます。

株式会社かごしまんま
代表取締役 山下理江

2023年 12月 26日 Blog | クラウドファンディング活動報告

12年間、探し続けてきたもの

かごしまんまは2011年12月に、九州産の安心安全な日常食材と野菜のインターネット通販として設立した会社です。
それから私はずっと12年間『九州産』に特化して、なるべく添加物や農薬をなるべく使わない日常食材と野菜を探してかごしまんまの取扱商品にし続けてきました。

『九州産』と『なるべく添加物や農薬を使わないもの』にこだわっていくと、それまで見えなかったもの浮き彫りになりました。

それは、加工品の原材料表示を見ても、消費者が知りたい情報が書かれていないこと。

例えば、化学調味料に関する表示。
化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)とは書かれず、『アミノ酸』と記載されているだけです。
知らない人は人間の身体を構成するアミノ酸と同じイメージを持ってしまいます。

例えば、遺伝子組み換え原料に関する表示。
主原料が遺伝子組み換えでないものであっても、副原料や二次原料には遺伝子組み換え由来の原料がたくさんあること。それゆえ日本は世界一の遺伝子組み換え消費大国であること。

例えば、納豆やふりかけ。
主原料が九州産の大豆や鰹節であっても、そのタレや調味料に使用する醤油を調べると、原材料である大豆のほとんどが『遺伝子組み換え不分別』つまり『遺伝子組み換えである』でした。

例えばポテトチップスなどのお菓子。
主原料が国産じゃが芋であっても、植物油の原料を調べると遺伝子組み換え作物です。

つまり、子供達が大好きな納豆のタレやふりかけやお菓子のほとんどに、遺伝子組み換え原料が使われています。

これは商品のどこにも表示されてはおらず、消費者は知ることができません。

日本では、二次原料や三次原料に使用する遺伝子組み換え原料の遺伝子組み換えであるかどうかの表示は不要で、さらになぜか醤油や油の原料が遺伝子組み換え原料であるか否かを記載しないでよい、というルールがあります。
醤油や油になると、最新の技術によっても遺伝子組み換え遺伝子が検出できないから、だそうです。

『日本では』と記載したのは、他の国々では記載の義務があるところが多いからです。
もっと言うと、諸外国では遺伝子組み換え原料に対して厳しい規制をしているところが多く、逆に日本では表示法が改定されるたびにどんどん消費者にわかりにくくしていっています。
現在では『遺伝子組み換えではない』の表示は『分別生産流通管理済み』という表示に切り替わりました。
もう何を意味しているのか、わからないですね。
そもそも二次原料は何を使っているのか表示もないのでわかりません。

しかし取引の際、メーカーに依頼すると出してくれる『商品規格書』には商品の二次原料・三次原料まで産地や遺伝子組み換え原料か否かが詳細に記載されています。
これこそ、消費者が本当に知りたい情報なのではないでしょうか。

なので一昨年前まではかごしまんまの商品ページには、メーカー協力のもと原材料表示を二次原料まで遺伝子組み換え有無の記載や産地記載をしていました。
当時は日本一原材料表示が詳しい通販と自負していました。

しかし国の表示法の度重なる改定に、それを廃止せざるを得ませんでした。

食の安全を考えると、無添加、無農薬をとことん追求することになります。
でも完全無添加食材や完全無農薬野菜だけを集めたお店づくりをすると、日常的な食材や野菜がほとんど消えてしまいます。
そして非常に高額な商品ばかりになってしまいます。

そうではなく、『完全な無添加無農薬ではないけれど、かごしまんまなら比較的安心な日常野菜や日常食材のほとんどがワンストップで揃うよね』を目指しました。


九州産原料の商品


アミノ酸不使用(化学調味料不使用)の商品の数々

野菜もなるべく農薬を使わないものを揃えます

地元中心の有機野菜の数々(鹿児島ではつくられないレンコンは佐賀産)


やごろう豚は甘みと旨みが美味しい豚肉です

全飼育期間において抗生物質・合成抗菌剤を使用していない『南国元気鶏』や、亜硝酸塩やアミノ酸(化学調味料)を使わない無塩せきウインナーを、12年かけて少しづつ商品に揃えてきました。


九州産の無添加や無塩せきのウインナー


パン類やシュトーレンは全て九州産小麦100%

輸入小麦だとグリホサートなどの残留農薬が心配なパンやシュトーレンも、『九州産小麦、九州産バター、九州産牛乳使用』のかごしまんまオリジナルパンとして鹿屋市内のパン屋さんに毎回つくってもらっています。

これは、かごしまんまシュトーレンの原材料表示です↓

10年間ずっと大人気、シュトーレンの材料。できる限り九州産原料・無添加で作り上げます

クリスマスの手作りケーキセットも10年間、変わらぬ人気です。
かごしまんまでは野菜や色々な食材と共にケーキを同梱しなければならないため、クリスマスケーキは『手作りケーキセット』として、ご自宅でケーキづくりを楽しんでいただけるように、スポンジケーキと生クリームとイチゴのセットにして販売しています。
もちろんスポンジケーキは九州産小麦でつくります。
しかも自然栽培の小麦です。


完成形のクリスマスケーキは冷蔵便だと崩れてしまって送れないため、手作りキットとして12年間販売しています

普通のスポンジケーキよりやや色が濃いのは、粗糖を使っているから。
上白糖は精製時に加工助剤を使用するので、かごしまんまのオリジナル加工品には粗糖を使用するようにしています。
生クリームがバカでかいといつも言われますが、九州産の無添加生クリームは、業務用1Lタイプしかないんです。
ケーキ作りで余った生クリームはアイスクリーム作りや冷凍ホイップにして楽しむお客さんが多いです。

他にも色々な商品がありますが、紹介しきれません。
これらを商品ラインナップにしてきた10年間でしたが、どうしても欲しいのに商品化が叶えられなかったものがありました。

それが『九州産小豆のあんぱん』でした。

調べてみると、日本国内での小豆生産は90%以上が北海道産。
九州では小豆生産が熊本や大分でごく少量しかなく、市場にはほとんど出回っていません。

パン屋さんの不動のレギュラーであるあんぱん。
子供からお年寄りまで、流行関係なく日本人に愛されるあんこ。
九州産小豆と九州産小麦のあんぱんを実現させたい。
でも九州産小豆がない。
九州産の小豆がないなら生産するしかない。
どうせやるなら農薬を使わない小豆を生産したい。
その小豆でつくるあんこも、どうせなら無添加で安心なあんこにしたい。
九州産、無添加、無農薬を目指して通販を長年運営していくなかで、強く思うようになっていきました。

その後のいきさつは、概要のとおりです。

今年はいよいよ2回目の収穫期を迎えます。
製餡所に機械類も導入し、自分の思い描く粒あんが作れるようにもなりました。

そしてずっとずっと夢だったオール九州産原料のあんぱんが、完成しました。


九州産小豆の粒あんを九州産小麦の生地で包んだ、九州産づくしのあんぱん

何回も何回もパン工房マロンさんが試作して作り上げたオリジナルあんぱん。
初めてこのあんぱんを食べた時には涙が出ました。
ただ『九州産』というだけでなく、ちゃんと『美味しい!!安心!!』という完成形にしてくださったマロンさん。

あのときの、感動は忘れません。
そして12年心待ちにしてくださっていた、かごしまんまのお客さんにもただただ感謝です。

2023年 12月 24日 Blog | クラウドファンディング活動報告

今日の生産者さん

12月は小豆の収穫期です。

収穫→脱穀(鞘に入っている小豆を取り出す作業)→水洗い→天日干し

収穫期は工程が多く、生産者さんも戸惑うことが多いので、
今日は各生産者さんのところまで行ってみました。

酒井さん。
全て無農薬栽培で野菜をつくっています。

「収穫してそこに干してあるのよ」

「あれが小豆よ。収穫して全部ここで干している。今年はコンバインで脱穀してみる。」
去年は畑でカラッカラに乾燥させてから収穫して、その時に一部の鞘がはじけたのがとても嫌だったそうで、
今年は早めの収穫をして、収穫後にカラッカラに乾燥させる戦法をとりました。


「これ、ぜーんぶ小豆よ。カラッカラになったから脱穀しようと思って」

「他の野菜も色々見てってよ!」
とにかく野菜作りが好きな酒井さん。
いつも私に畑の様子を色々見せてくれます。


「ここは水菜を植えてるの!」と言う酒井さんの後ろで蠢くのはニワトリ

「ここは先週かごしまんまに納品するはずだった水菜畑よ。インフルエンザになっちゃって全部パアよ!」

ん?

酒井さん、後ろにニワトリいないっすか?しかも全部雄鳥?
卵食べられないじゃないすか?


生後1年目くらいの雄鶏が自由に畑を歩いています

「あー、そのニワトリね、全部もらったの!正月に食べるんだよ、楽しみなのフフフ」

・・・・。

卵を食べるのではなく、そのものを食べるんですね。


とびきりな笑顔で「水菜、食べなさいね」

「出荷できなかったので大きくなっちゃったけど、鍋とかに入れて食べると美味しいのよ、持ってって!」
と水菜をたくさん頂きました。


「これは小ネギじゃなくてワケギ」


ニラ。酒井さんちの野菜は草ぼうぼう畑。

酒井さんちの畑は草が多い。
草と共存することで自然な生態系ができていて、野菜自体もたくましく濃い味になる。
酒井さんの畑、大好きです。


酒井さんちの軒下は干し大根づくりの真っ最中

他にも春菊や大和芋、にんじん、大根など色々な冬野菜を見せていただきました。
見せてくれた野菜はもちろん、台所で作っていた煮物までジップロック袋に入れてくれて、たくさんお土産にいただいて帰りました。


たくさんお土産をいただくのも田舎のあったかさ


酒井さん手作りの煮物

酒井さんがつくった煮物は美味しいだけではなく、優しくて懐かしい味がしました。

齋藤さん

齋藤さんは北海道から去年引っ越してきました

齋藤さんはもともと北海道で農業されていたので、農業機械にとても詳しいです。
「鹿屋に来て、いま何を主につくってらっしゃいますか?」
と聞いてみたところ、即答で
「ブロッコリーと小豆!」
ありがとうございます!!!


庭先で小豆の天日干し作業をやっていました。

ちょうど小豆を脱穀して水洗いして天日干し、という作業をやっているところでした。
「熊手を逆さにする使い方、これいいよ、小豆の天地返しに。他の人にも教えてあげて!」
ブロッコリーをたくさん頂きました。

樋脇さん。

「こんなおじいちゃんでいいのかい?」と照れながら撮らせてくれました

樋脇さんは、今年が初めて。
小豆を干している最中に雨が降ったらいけないと思って、ビニールハウスの中で小豆を干していました。
数日間かけてもなかなか乾かなくて苦戦していました。


昔ながらの、ゴザに小豆を広げて干していました

「天日干しだとこの時期でも1日とか2日で乾燥します。天日干しの方が早く乾くかもしれないですね」と樋脇さんにお伝えして、天日干ししてもらうことになりました。
あと小豆がかなり重なり合っているのも乾かない原因の一つだと思われました。
そこで、もう少し薄ーく伸ばして干してもらうことにしました。
どうか、小豆がカラッと乾いてくれますように。

樋脇さんからも里芋を頂きました。

井之上さんは、留守でした。
しかし小豆がゴザに敷いてありました。

井之上さんは水洗いの前にゴザに干していました

水洗いしたら取れるはずの大きなゴミがたくさんあるので、これから洗うのかな?というところでしょうか。
とりあえず写真だけ撮りました

生産者さんのところに行くと、たくさん野菜をもらって帰ることは日常です。
田舎のこんなあったかさが、私は大好きです。

2023年 12月 23日 Blog | クラウドファンディング活動報告