【あと10日!】自然のチカラ。旬のチカラ。

あと10日となりました!
おかげさまで、ここまでくることができました。
本当に本当に感謝します。
あとどこまでいけるか、とにかく頑張ってまいります。
引き続きの応援、どうぞよろしくお願いいたします!!

野菜食材通販かごしまんまを10年以上やってきて、実感から確信に変わったこと。
それは、自然のサイクルにしたがってつくられたものが一番美味しくてチカラがあるということです。

考えてみると、人間以外の全ての生き物は土地の旬のものしか食べません。
現代の人間だけが季節を無視した食生活です。
冬野菜のキャベツを、夏も好んで食べたりします。

しかし南国九州では夏の日差しや暑さがとんでもなくて、キャベツやニンジン・タマネギなどの冬野菜は溶けて育たず姿を消します。
創業当初の夏は、たくさんのお客さんから「キャベツやニンジンや大根が欲しい」と言われました。
でもどんなにたくさんリクエストをいただいても、夏の鹿児島でキャベツは手に入りません。

野菜セットには夏にはずっとゴーヤとオクラが入り続け、冬にはずっと大根とニンジンが入り続けます。

夏の野菜セット


冬の野菜セット

最初の頃はクレームの嵐でした。しかしないものはどうやってもありません。
旬の野菜の良さを説いたり旬の野菜レシピやメニューを紹介したりして、続けました。

すると2年くらい経った頃から、お客さんの反応も私や家族の体調も変わってきました。
季節の初めの野菜を食べると、身体が喜ぶ感覚がわかってきたのです。
そして医者へ行く頻度が減ってきたと感じるようになりました。
あまり体調を崩さなくなり、滅多に風邪をひかなくなりました。
同じように実感したお客さんからも感謝のお言葉を多くいただくようになってきました。
真夏にキャベツをリクエストされることもだんだんなくなっていきました。

この身体の変化は何なのだろうか?
旬とは何なのだろうか?
自然界の動物の行動サイクルと旬の恵みをまとめてみると、神様がくれる自然の偉大な予防医学だということがわかりました。
中国や韓国の古くからある言葉で、薬食同源という言葉がありますが、まさにそれです。

旬の初めのものを食べて感じる全身の喜びを、私は『旬スイッチ』と名づけました。
その季節に身体が待ちわびていたものだからこそ、めちゃくちゃ美味しいと感じるのです。
旬スイッチが入ると、身体はその季節に適応させようと色々シフトします。
それが本当の意味での『免疫力UP』ではないでしょうか。

例えば秋。厳しい冬を乗り越えねばならない動物は、秋には糖質やでんぷん質を身体に蓄積させます。
私たち人間も、秋に一番食欲が増進するのはそのためです。

自分の畑で採れた旬のものだけをずっと食べる、農家さんの多くはそういう食生活です。
だからあまり体調を崩さないのだろうな、と私は推測しています。

今の旬スイッチは、なんといっても春菊や金柑。
これらを食べると旬スイッチが身体に入るのを感じます。


本葛と金柑の甘露煮を溶いてつくる、金柑の葛湯


風邪をひきやすいこの時期は、柑橘類や金柑の葛湯を

少し苦いこれらを食べると、ちゃんと身体が春バージョンへとシフトして行動的になり、溜め込んでいた糖分や脂質を燃やそうとしてくれます。

逆に夏にキャベツを食べたら、身体は冬の旬スイッチを受け取ってしまうのではないでしょうか。
それは体調を崩す原因にじゅうぶんなり得ます。

私たち人間も自然のサイクルの一部。
他の動物たちと同じように旬のものだけ食べるほうが理にかないます。
旬の野菜だけを食べ続けてみてください。半年で全く違う身体になっていることを実感します。
そして旬のものを食べると全身で感じる喜びを、旬スイッチが入る瞬間を、ぜひ体感してください。

旬のチカラ、すごい。
自然のチカラ、偉大。

旬をずらすことができる改良品種の野菜よりもずっと、在来種があんなにも濃くて力強くて美味しいのは『旬のチカラ』があるからなのです。
在来種は旬や季節をずらせません。種まきを少しでもずらすと全く育ってくれません。
自然のチカラは本当にすごいですね。

在来種のこの小豆が『濃くて美味しい』『懐かしくて力強い味』とよく言われるのも、自然のサイクルにしたがって、この土地で育てるからだからこそだと確信しています。
この在来種小豆を、絶対に復活させたいです。
あなたからのあと一歩のご支援を、こころよりお願い申し上げます。

2024年 1月 21日 Blog | クラウドファンディング活動報告